毎年恒例の「AIESEC Ski Tour」を主催した。今年は野沢温泉。このスキーツアーももう5年目。3年前からは成人の日と連なる3連休に実施している。
その名の通りアイセックのメンバーで集まっているのだけれど、毎年新入生が加わるので年々年齢の幅が広がっていく。今年は最年長28歳、最年少18歳。何と歳の差10歳、一世代!最年長の人が大学入学の頃最年少の人は小学校2年生だったことを考えると、驚きといえば驚きだ。そして、今回の参加人数は45人。恐らく全員の顔と名前を知っているのは、僕だけだろう。それでも参加者が年齢差を乗り越えて、「アイセック」という一つのコミュニティに過去または今所属していたという共通項をベースに和を広げていくことは、このツアーの大きな醍醐味の一つだと思う。
8日早朝7時に池袋駅待ち合わせ。奇跡的にも遅刻者が1人も出ずに、野沢温泉目指して出発した。45人もの参加者がいるので、バスを貸し切ってある。途中ほとんど渋滞に巻き込まれることもなく、12時前には到着。今回の宿泊先である「愛岳荘」で準備を済ませて、14時前には滑り始めた。
野沢温泉のゲレンデは、最高!広さ、リフトの機動力、コースの豊富さ、雪質、どれをとっても非常に高いクオリティだった。麓から頂上に行くためにも、ゴンドラを1回、リフトを2回乗るだけでいい。一気に滑り降りると10Km位の距離があるので、滑り応え満点。僕が特に気に入ったのは、牛首コースとグランプリコース。牛首コースは、途中緩やかな斜面が続く場所もあるのでボーダーがほとんどおらず、雪がスキーヤー向けに保たれている。緩斜面と急斜面のバランスが良く、途中林間を抜ける道もあって飽きなかった。グランプリコースは、ふかふかの新雪が保たれている超急斜面。雪質が最高なので、急斜面でも小刻みにターンを加えるだけでほぼ直角に滑り降りることができる。雪の感触がとても気持ち良かった。3日目は快晴で、景色も楽しめた。頂上付近のやまびこゲレンデでは雪化粧した木々の美しさに思わず溜息が出た。2日目は吹雪で視界が悪い上に寒かったけれど、総じて3日間とも思う存分滑った。
ところで、野沢温泉はその名の通り、温泉街としても有名だ。無料で入浴することができる温泉が13箇所もある。スキーで疲れた体を癒すのにはもってこいだ。13箇所の中で一番有名なのが、大湯なのだけれど、僕は結局ここに毎日足を運んだ。ただ驚いたのが、お湯の熱さだ。とんでもなく熱い。体を沈めると体中がチクチクしてくる。もちろん体は温まるんだけれど、もう少し水を足すなりして入りやすくしてもいいと思った。
夜は毎晩宴会。久しぶりにコールを振ってイッキ飲みをしたし、学生気分に戻って飲んだくれた。宴会で楽しかった一つが、45人でやった「たけのこニョッキゲーム」。収拾がつかなくなった。宴会も終盤になると、OBと一年生女子が談笑しているのも、端から見ると滑稽だった。
10日は15時に野沢温泉を発った。帰りもそれ程渋滞に巻き込まれず順調に帰ることができて、東京帰着は20時頃。東京では参加者の皆に幹事お疲れ様のプレゼントももらって、一仕事終えた気分になった。
このスキーツアー、みんながおじさんおばさんになってもずっと続くといいなと思う。取り急ぎ、来年はどこを企画しようかな。
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